インフルエンザの感染予防・対応について(お知らせ)
末吉中学校では昨年の2学期末にもインフルエンザの感染者が多数おりましたが,1月に入っても見られるようになってきましたので,学校での感染予防と対応についてお知らせします。
◎学校での予防対策について
- 生徒の健康観察の徹底
顔色,表情,鼻水・咳の有無など,朝の健康観察時等を通じて行い,発熱して登校した生徒等へは早めに対応します。熱がある場合は,無理して登校せず,しっかり休養することが大切です。 - せきエチケットの徹底(飛沫感染予防)
咳・くしゃみの症状がある生徒は,必ずマスクを正しく着用させてください。効果としては,喉の保湿,手で鼻や口に触れる機会の減少,飛沫感染防止などがあります。
※ 使用したマスクは原則持ち帰らせます。 - 石鹸での手洗いやうがいの励行
- バランスのとれた食事や睡眠,休養などの抵抗を高める健康的な生活に関する指導
- インフルエンザの罹患者が発生した学級は,給食時の座席の向きを考慮
- 換気の励行(冬場は,授業中も上の窓を少し開けます)
◎生徒がインフルエンザに罹患した場合の対応について
- 生徒がインフルエンザに罹患した場合,学校保健安全法施行規則第19条により,出席停止扱いとなります。
- 出席停止期間は,「発症した後5日間を経過し,かつ解熱後2日を経過するまで」です。
ただし,症状により学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めた場合は,この限りではありません。
抗インフルエンザ薬の効果で,解熱が早い場合がありますが,インフルエンザウィルスが体内で減少し他人に感染させる可能性がなくなるまで一定の時間が必要なことや,一旦解熱し,またウィルスが増殖し発熱することがあるため,解熱後2日が必要となります。必ず医師の判断に従ってください。 - 発症日は,病院を受診した日ではなく,インフルエンザの症状(発熱)が出始めた日です。
受信時に医師に発症の日の相談・確認をしてください。 - 診断結果(A型かB型か)および症状の経過(発症日)を学校へ必ず御連絡ください。
連絡を受けたら,出席停止確認カードを用いて保健室へ連絡して罹患状況を集約するとともに,各クラスでは健康観察簿への記入,職員室での各学年のホワイトボードへ記入し,罹患状況を確認します。
◎インフルエンザについて
原因:インフルエンザウィルス
感染経路:飛沫感染
(患者の鼻や喉から,くしゃみや咳などのしぶきとともに排出)
潜伏期間:1~3日
発症:急激に発症,風邪よりも症状が重い。
症状:38℃以上の高熱・悪寒・頭痛・関節痛など
倦怠感などの全身症状,咳・たん,呼吸困難,腹痛・下痢などの消化器症状
予防:
- 流行前のワクチン接種(発症防止有効率60%)
- 外出後の石鹸での手洗い等
- 適度な湿度(50~60%)の保持
- 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
- 人混みや繁華街への外出を避ける。
(やむを得ないときは,不織布製マスクを着用)
診断:
近年,一般的には,迅速診断キット等による検査を用います。発熱から12~24時間ほど経過しなければ,インフルエンザの陽性反応が出にくいため,受診しても経過観察の指示になることがあります。時期によっては,明らかな症状や地域の流行状況,患者との接触の有無等で診断することもあります。
治療
【一般療法】:
- 安静に休養し,十分な栄養と睡眠をとる。
- 加湿器などで,室内の湿度を50~60%に保つ。
- 水分を十分にとる。お茶やスープ,ジュースなど飲みたいものを飲む。
【対症療法】:
- 高熱や関節痛には解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン),鼻水やくしゃみには,抗ヒスタミン剤等が処方される。
※ 自己判断で使用しないよう注意が必要。
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